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編集後記
高木 国夫
pp.1574
発行日 1970年11月25日
Published Date 1970/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403111194
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“胃と腸”も発刊以来すでに5年をすぎようとしています.この間,早期胃癌を中心に,胃十二指腸潰瘍をはじめとして消化管の重要な疾患および検査法の進歩が毎月テーマとしてとりあげられ,すぐれた論文が掲載されて,日本国内のみならず,全世界にも本誌の価値が知られてきています.“胃と腸”の英文版を希望する声を外国医師から聞くことも多くなっています.本誌が広く愛読され,その価値が高くみとめられ,全国からすぐれた論文が集まってきたのに,掲載が遅れがちになっている現状ですが,今月号は,症例と研究を特集しました.
症例には,早期胃癌をはじめ,好酸球性肉芽腫,嚢腫,平滑筋腫など,また胃に関する症例のみでなく,十二指腸の平滑筋腫,結核,さらに,大腸疾患として,虫垂憩室,Peutz-Jeghers症候群が掲載されています.いずれの症例も,すぐれた写真と考按がなされているのみならず地道な作業にうらづけされていて,症例をよせられた諸先生方の御努力に感謝したい.
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