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編集後記
高木 国夫
pp.122
発行日 1988年1月25日
Published Date 1988/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403107839
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胃X線・内視鏡所見と切除標本・病理所見との対比は,1950年代の早期胃癌診断の黎明期から検討されてきている,古くて新しい課題であるが,近年,新しい検査法が種々開発されてきて,この課題を,新しい検査法も加えて検討することが必須となり,今回特集を組むに至ったわけである.
胃X線診断には,コンピューターの進歩の上に開発されたcomputed radiographyによる検討が加わり,内視鏡検査では,従来の胃カメラ,ファイバースコープによる方法に新しく電子スコープが加わり,更に従来のX線・内視鏡検査で不十分であった胃壁病変の範囲の診断と胃壁の側面視が可能になった超音波内視鏡が導入され,病理所見との対比が検討されてきている.
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