診断の手ほどき
Ⅱc型の症例
白壁 彦夫
1
1順天堂大学医学部内科
pp.1045-1050
発行日 1969年8月25日
Published Date 1969/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403111093
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第1図 充満像:右図の矢印部にはごく軽度の陥凹がある.矢印の指す部に直線を引くと,矢印間はごく軽度の陥凹を示していることがわかる.これは伸展不良があるからである.健部はバリウムでよく膨らむのに,Ⅱc病変の部は壁の伸展がわるい.さらに,矢印間は壁不整を示す.健部の平滑な辺縁像と対比されたい.左図にも同様な所見がでている.
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