今月の主題 早期胃癌研究の焦点
綜説
胃内視鏡史100年の回顧と今後の発展
常岡 健二
1
1日本医科大学第三内科
pp.11-14
発行日 1968年1月25日
Published Date 1968/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403110590
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最近における胃病変診断の進歩は目覚しいものがある.ことに早期胃癌診断については諸外国学者の斉しく驚歎するところである.X線診断はもとより,内視鏡診断,さらにこれに加えられる直視下細胞診・生検の威力は,それぞれの専門家の努力によってえられたものではあるが,数年にして諸外国を遙かに抜去ったことは日本臨床医学の誇りである.
ここに胃内視鏡発達の歴史を回顧すると共に,今後新しく開拓すべきいくつかの方向を考えてみたいと思う.
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