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書評「Atlas of X-Ray Diagnosis of Early Gastric Cancer」
今井 環
pp.362
発行日 1967年3月25日
Published Date 1967/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403110481
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日本における胃の早期癌が世界的に認められるかどうかは,内視鏡もさることながら,何といってもレ線の説得力如何にかかっいると小生は信じています.なぜならば少なくとも現在では,レ線の方がはるかに広く普及し,将来も一般患者にとっても内視鏡やカメラ受診よりもレ線受診の方が楽なので,学問的なことは別としても,早期癌診断の普及という点ではまずレ線を世界のすみずみにまで広めねばならないと思うからです.
6~7年前まだ胃早期癌が潰瘍と診断された切除胃の鏡検で,たまたまみつかっていたころ,私がある大学で講演したことがあります.
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