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編集後記
川井 啓市
pp.165
発行日 1967年1月25日
Published Date 1967/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403110455
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早期胃癌研究会を母胎に昨年4月に第1号が発刊された本誌も読者の暖かい御援助によって発行部数も次第にふえ,ここに新年号,第2巻1号をお送りするに至りました.昨年は国際内視鏡学会,国際消化器病学会,国際癌学会のいずれもが驚異的な成功裡に終りましたが,そのために普段の研究がやや停滞した感がなきにしもありません.今年こそはこれら外国の学者よりうけた刺激をもとにして一層飛躍の年でありたいと思います.そしてこの私達の研究結果の一部でも英文に翻訳し,国際的な真価を問える英文雑誌を発行したいとする意見が編集会議で真剣に討議されています.いずれにしろ本誌がJapanese Journal of Gastroenterolgyとして,象牙の塔の中の学問として遊離することなく,名実ともに本邦の第一線の先生方にも密着し,かつ,国際的にも胃腸病の中心的役割を果たせるよう努力したいと思います.
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