学会印象記
第72回日本消化器病学会総会
磨伊 正義
pp.505-506
発行日 1986年5月25日
Published Date 1986/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403110296
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第72回日本消化器病学会総会は,3月27,28,29日の3日間にわたって,新潟大学第3内科市田文弘教授を会長に,新潟県民会館を中心に開催された.今年は豪雪に悩まされた新潟の街も,雪はほとんど消え,春の訪れを感じさせる静かな雰囲気の中での学会の開幕となった.
今回の演題数は特別講演3題,シンポジウム3題,ワークショップ1題,パネルディスカッション3題と従来のシンポジウム過多の傾向はなく,参会者にとっては一般演題も含め希望する講演を聞くことができ,好感が持てる学会であった.しかも一般演題669題(口演374題,ポスター295題)の多きを数えたが,幸い5か所の会場が県民会館を中心にまとめられ,会場間の移動は非常に容易であった.以下,私の聞いた範囲と「胃と腸」の立揚も若干勘案した私なりの印象を述べてみたい.
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