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〔学会だより〕第105 回 日本消化器病学会総会
茶山 一彰
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1広島大学大学院医系科学研究科消化器・代謝内科学
pp.1104-1104
発行日 2019年7月20日
Published Date 2019/7/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000000891
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2019 年の第105 回 日本消化器病学会総会は,金子周一会長(金沢大学消化器内科教授)の下,金沢で行われた.2019 年5 月9 日(木),10 日(金),11 日(土)の3 日間,会場は石川県立音楽堂,ANA クラウンプラザホテル金沢,ホテル日航金沢,ホテル金沢の4 会場で行われ,成功裏に終わった.心よりお祝い申し上げたい. この学会は「消化器病学の使命~医療の創生,そして世界へ」というメインテーマで,金子会長の消化器病学に対する意欲と情熱が伝わってくるものであり,C 型肝炎ウイルスに対する新しい治療の劇的な変化や免疫チェックポイント阻害剤による癌診療の変化など,急速に変貌しつつある医療のなかで消化器病学にどのような姿勢で取り組めばよいのかを教えてくれるテーマであったと思う.このテーマが示すように,シンポジウム,パネルディスカッション,ワークショップが意欲的に設けられており魅力的なプログラムが企画されていた.医療のみならず,社会学的な招請演題もあり,多彩な楽しみが満載の学会であった.
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