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海外文献紹介「結腸癌と食事性脂肪,リン酸塩,カルシウム:1つの仮説」
小林 世美
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1愛知県がんセンター第1内科
pp.610
発行日 1985年6月25日
Published Date 1985/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403109873
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Colon cancer and dietary fat, phosphate, and calcium: A hypothesis: Newmark HL, Wargovich MJ, Bruce WR (JNCI 72: 1323-1325, 1984)
疫学的研究では,結腸癌の頻度が食事性脂肪の過剰摂取と関連があることが示された.実験的には,食事性脂肪は結腸癌の発癌因子というより,むしろ促進因子として作用することがわかった.促進因子としての過剰な食事性脂肪は,発癌物質に曝された腸細胞からの腫瘍の発生を促進する.そのメカニズムはよくわかっていない.
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