Japanese
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今月の主題 早期胃癌診断の問題点(2)―診断の現状
座談会
早期胃癌診断の現状―診断過程を中心に
Conversazione―Present Status of Clinical Diagnosis for Early Gastric Cancer
丸山 雅一
1
,
望月 福治
2
,
杉野 吉則
3
,
斉藤 利彦
4
,
郡 大裕
5
,
磨伊 正義
6
,
谷口 春生
7
,
西沢 護
8
,
高木 国夫
9
M. Nishizawa
8
,
K. Takagi
9
1癌研内科
2仙台市医療センター内科
3慶応義塾大学放射線診断部
4東京医科大学内科
5福井医科大学内科
6金沢大学がん研究所付属病院外科
7大阪府立成人病センター病理
8東京都がん検診センター消化器
9癌研外科
pp.960-972
発行日 1983年9月25日
Published Date 1983/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403109346
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西沢(司会) 本日は早期胃癌診断の現状,特に早期胃癌診断に至る診断過程についてお話を聞かせていただきます.早期胃癌の肉眼分類ができてからもう20年経過し,その間,X線,内視鏡生検診断にもかなり変遷がありましたが,それぞれの位置づけも,この20年間に大分変わってきたと思います.しかし,実際には患者さんに一番楽なX線検査を,まずルーチン検査として行い,それから内視鏡,生検というのが,大体の方式だろうと思います.その診断過程の中で,現時点においてどういうことが問題点であるかを浮き彫りにさせることができれば,今日の座談会の目的は達すると思います.
最初に総論的に丸山先生から,癌研のコンピューターによる診断過程のデータをお話し下さい.
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