今月の症例
噴門部早期胃癌の1例
西俣 寛人
1
,
政 信太郎
1
Hiroto Nishimata
1
1鹿児島大学医学部第2内科
pp.712-714
発行日 1988年7月25日
Published Date 1988/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403108249
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噴門部病変の診断には,存在診断,質的診断,食道側への浸潤の有無,その程度の診断が必要である.噴門部病変のX線診断には,病変の存在部位によって最もよく描写される撮影体位がある.本症例で撮影体位と病変の描写能を,また内視鏡検査で観察方向について述べてみる.
〔患者〕71歳,男性で1987年1月腹痛を訴え来院,同年3月9日手術.
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