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海外文献紹介「遠位大腸炎における4-アミノサリチル酸液注腸療法」
伊藤 克昭
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1愛知県がんセンター内視鏡部
pp.643
発行日 1988年6月25日
Published Date 1988/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403108195
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4-Aminosalicylic acid retention enemas in treatment of distal colitis: Grandolfo J, Farthing M, Powers G, et al(Dig Dis Sci 32: 700-704, 1987)
潰瘍性大腸炎治療に有用なサラゾピリンは,大腸内細菌によって5-アミノサリチル酸(5-ASA)とサルファピリジン(SP)に分解されるが,5-ASAが抗炎症作用物質であると考えられている.5-ASAの異性体である4-ASAは結核の治療に用いられてきた薬物で,安全性については既にわかっており,抗炎症作用が強いうえに,液体状態での安定性が5-ASAよりも高い.そこで著者らは,4-ASA注腸療法の有用性を二重盲検法で検討した.
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