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今月の主題 胃・十二指腸潰瘍と超音波内視鏡
序説
胃・十二指腸潰瘍と超音波内視鏡
Introduction
竹本 忠良
1
Tadayoshi Takemoto
1
1山口大学医学部第1内科
pp.485
発行日 1988年5月25日
Published Date 1988/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403108118
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- Abstract 文献概要
超音波内視鏡の研究の展開には,筆者も当然ながら重大な関心を持ち続けている.その1人として,いまこの「胃と腸」において,“胃・十二指腸潰瘍と超音波内視鏡”というユニークな主題でもって,優れた特集号が出来上がったことに,深い感慨をおぼえている.
ごく最近,新刊の平凡社選書の五来重著「踊りいたび念仏」と千々和到著「板碑とその時代」の2冊を入手した.求めたその日に,一気呵成に読み終わった.読後の感想はじつにさわやかであった.2冊の本とも,1つの主題をしつこく追求し,じつに長い年月をかけて,研究を掘り下げていって,ついに単なる思いつきでは得られない“新しい事実”を発見(実証)したものであり,われわれ読者にテーマをもってこの人生を生き抜くことの喜びを教えてくれる.と同時に,引用されている文献などからみても,このような一見地味な課題に取り組んで,それこそ生涯をかけている
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