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編集後記
熊倉 賢二
pp.114
発行日 1979年1月25日
Published Date 1979/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403107607
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私は,この数年間,機械のブローカーまがいのことばかりしてきた.それというのも,X線写真が悪すぎて,読影できなかったからである.絶えずまわりの放射線技師と語らい,何回となく工場の技術者と会合して想をねってきた.最近,ようやく実用的な遠隔TVができた.目下,近接TVや暗室透視台の改造をいそいでいる.これが本命である.
こんなとき,多くの人々の意見をまとめ,方向づけをするのに役立ったのは,『零式戦闘機』(柳田邦男著)であった.かつての日本人技術者魂の記録である.そして,この後記をまとめるのに利用しているのが,『思考の技術』(立花隆著)である.
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