今月の主題 早期胃癌診断の反省(1)
主題症例
写真のよしあしと診断への影響
2 病変の大小の問題
佐藤 文生
1
,
三浦 幸彦
1
,
山田 耕三
1
,
西沢 護
1
1東京都がん検診センター
pp.41-44
発行日 1979年1月25日
Published Date 1979/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403107589
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近年,胃X線,内視鏡検査,生検などの診断技術の進歩と向上はめざましい.だが,X線険査で,高位小病変は,種々の要因が重なり,その描出はむずかしく,病変のひろいあげすら困難なことがある.われわれは,胃角小彎に良性潰瘍があり,頻回に検査が繰返されたが,体上部小彎の早期胃癌の診断が困難であった1症例を経険したので報告する.
〔患 者〕62歳 男性
主 訴:上腹部痛
家族歴:特記することなし
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