今月の主題 早期胃癌診断の反省(2)
主題症例
生検偽陰性による診断への影響
2 病変の大小の問題(B)
斉藤 利彦
1
,
川口 実
1
,
芦澤 真六
1
1東京医科大学内科
pp.187-189
発行日 1979年2月25日
Published Date 1979/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403107614
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胃生検偽陰性の原因が粘膜内には癌を証明できず,粘膜下層のみに限局して認められた早期胃癌で,しかもUl-Ⅲの潰瘍瘢痕の辺縁に癌が見出された小病変の症例を提示する.
〔症 例〕患者:K. Y. 67歳 女性 無職
主 訴:心悸亢進
既往歴:23年前に肺結核に罹患,16年前に子宮外妊娠にて手術,6年および4年前に白内障にて2回手術.
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