今月の主題 早期胃癌診断の反省(1)
主題症例
写真のよしあしと診断への影響
1 撮影体位の問題―背臥位第2斜位(または右側臥位,特にやや頭高位をも含む)による胃噴門部近傍の二重造影法(いわゆる“Schatzki法”)における「空気量の程度」と「バリウムの流し方」,「撮影のタイミング」
青山 大三
1
1杏林大学放射線科
pp.37-40
発行日 1979年1月25日
Published Date 1979/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403107588
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〔患 者〕50歳 男
昔から毎日酒3合飲んでいた.1977年5月15日より感冒にかかり37.3℃が約20日間つづき,某医受診.感冒性胃症状もあったので,胃検査をうけ,内視鏡で小さなビランあり,そこからの生検でadenocarcinoma scirrhosumと診断され,同年6月17日初診.6月23日に入院.6月29日に胃精密検査.7月4日に手術(噴門部摘出術).
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