Japanese
English
特集 消化器内視鏡寸言集2025
Ⅴ.大腸・肛門
なぜ右側臥位にしないの?
Why don’t you try the right decubitus position?
樫田 博史
1
Hiroshi Kashida
1
1川西市立総合医療センター
pp.572-573
発行日 2025年4月25日
Published Date 2025/4/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000002017
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
解説
1.スコープ挿入における右側臥位の活用
大腸内視鏡の際の被検者の体位は,左側臥位で開始することが当たり前になっており,左側臥位のままで盲腸までスコープ挿入する術者も少なくない。もちろん,体位変換しなくとも苦労や苦痛なく挿入できる実力があれば理想的であるが,そうとは限らない。体位変換をうまく利用すれば,挿入が容易になり,また被検者の痛みも明らかに軽減する1)。これは非鎮静下で検査する場合に特に有用である。
© tokyo-igakusha.co.jp. All right reserved.