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今月の主題 早期胃癌肉眼分類の再検討
主題
早期胃癌肉眼分類の再検討―本号の企画を担当して
Revaluation of Macroscopical Classification of Early Gastric Cancer
市川 平三郎
1
H. Ichikawa
1
1国立がんセンター放射線診断部
pp.11-16
発行日 1976年1月25日
Published Date 1976/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403107066
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早期胃癌肉眼分類が発足したのが1962年だから,今年は14年目を迎えることになる.この間に於て,この分類が果してきた役割は極めて大きかったことは,今さら強調する必要もないであろう.特に,診断の領域に於てはこの分類を使うことによって,意見の交換がいかに容易になったことか,いうなれば,討論のための「言葉」にすら定着しつつある.
しかしながら,ふりかえって考えてみると,分類というものには常につきまとう宿命であるとはいうものの,分類の各々についての理解と解釈に多少の違いがあるために,同じ病変についても,研究者によっては違う分類を使っている場合がないわけではないであろう.
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