--------------------
海外文献紹介「幼児・小児・成人の胃粘膜リパーゼおよびペプシン活性」
岩端 隆彦
1
1関東逓信病院消化器内科
pp.354
発行日 1992年3月25日
Published Date 1992/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403106799
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
Lipase and pepsin activity in the gastric mucosa of infants, children and adults: DiPlama J, et al(Gastroenterology 101: 116-121, 1991)
生後3か月から26歳に至るヒト29名の胃体部正常粘膜のリパーゼ活性(長鎖脂肪酸トリグリセリドを基質に使用)は1.8~5.3U/mg蛋白であり,年齢による差はなかった.胃前庭部粘膜と十二指腸粘膜では,ごく低いかほとんど検出できなかった.至適pHは4.5~5.5で,脂肪酸を受容するアルブミンの存在下で活性が高まったが,胆汁酸を添加しても効果はなかった.
Copyright © 1992, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.