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海外文献紹介「国際的にみたHelicobacter pylori感染と胃癌の関係」
齊藤 光浩
1
1関東逓信病院消化器内科
pp.998
発行日 1993年9月25日
Published Date 1993/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403106252
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An international association between Helicobacter pylori infection and gastric cancer: The Eurogast Group(Lancet 341: 1359-1362, 1993)Helicobacter pylori(以下H.P)感染が,胃癌のリスクファクターであることを示す証拠が増えており,前向きの疫学的研究は,血清中の抗H.P抗体陽性者では,胃癌になる頻度が3~6倍に増加することを示している.EUROGAST study(ヨーロッパの14地域と日本の宮城・横手およびアメリカの1地域についての共同研究)では,H.Pに対するⅠgG抗体の検出を行うことにより,胃癌とH.Pとの関係を調査した.
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