今月の症例
1.狭窄を来した回盲部単純性潰瘍の1例
高橋 利明
1
,
上村 守生
1
,
中野 浩
2
Toshiaki Takahashi
1
1豊田地域医療センター内科
2藤田保健衛生大学消化器内科
pp.870-872
発行日 1993年8月25日
Published Date 1993/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403106228
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〔患者〕24歳,女性.1990年4月ごろから,ときどき右下腹部痛あり.9月から右下腹部痛増強.38℃台の発熱あり,急性虫垂炎の疑いを持たれた.10月30日入院.入院時,右下腹部に圧痛のある腫瘤を触知した.入院時検査成績では赤血球326×104/μl,ヘモグロビン9.0g/dl,白血球3,200/μl,血沈83mm(1時間値),CRP0.4mg/dl,血清総タンパク7.9mg/dl,アルブミン3.6mg/dl,CEA1.0ng/mlであった.
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