--------------------
海外文献紹介「便潜血反応陽性で大腸内視鏡検査がネガティブであった無症状患者に対する上部消化管内視鏡検査の意義」
白井 正人
1
1愛知県がんセンター消化器内科
pp.71
発行日 1993年2月26日
Published Date 1993/2/26
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403106087
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
Yield of upper endoscopy in the evaluation of asymptomatic patients with hemoccult-positive stool after a negative colonoscopy: Hsia PC, et al(Am J Gastroenterol 87: 1571-1574, 1992)
40歳以上の健常者にスクリーニングとして便潜血テスト(FOBT)を行うと1~5%の陽性者が出るとの報告がある.検査法の感度の問題もあると思われるが,陽性となった原因は究明されなければならない.FOBT陽性者の出血源が上部消化管にある頻度は報告によってまちまちである(8~55%).そこでこれらの症例に対する上部消化管内視鏡検査の意義を検討する目的で,無症状で便潜血反応陽性の大腸内視鏡検査ネガティブ例に対して上部消化管内視鏡検査を行った.
Copyright © 1993, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.