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海外文献紹介「副腎のGastric Inhibitory Polypeptide(GIP)に対する異常感受性によって引き起こされる“食事依存性Cushing症候群”」
戸塚 康男
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1関東逓信病院代謝内分泌内科
pp.14
発行日 1993年1月25日
Published Date 1993/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403105986
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Food-dependent Cushing's syndrome mediated by aberrant adrenal sensitivity to gastric inhibitory polypeptide: Reznik Y, et al (N Engl J Med 327: 981-986,1992)
Cushing症候群はコルチゾール過剰によって引き起こされる,中心性肥満,糖尿病,高血圧,骨粗鬆症などを主徴とするものであるが,病因は下垂体腺腫からの副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)過剰分泌によるCushing病(全体の約7割,両側副腎は過形成)と,副腎腫瘍(片側性)の2群に大別される.しかし,一部にいずれにも分類し難い病因の不明な症例の存在することも知られていた.それらは結節性副腎過形成と総称され,Cushing徴候と両側副腎の腫大(結節を形成)を認めるものの,ACTHは抑制されており,あたかもACTH以外の何らかの“異常刺激物質”が副腎皮質ホルモンの過剰分泌を引き起こしていることが想定されていた.
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