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海外文献紹介「オメプラゾール惹起性の高ガストリン血症は結腸癌の成長に影響を与えない」
鈴木 隆史
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1愛知県がんセンター消化器内科
pp.58
発行日 1993年1月25日
Published Date 1993/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403105994
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Omeprazole-induced hypergastrinemia does not influence growth of colon carcinoma: Graffner H, et al (Dig Dis Sci 37: 485-489, 1992)
大腸粘膜や腺癌はガストリン受容体を有していると考えられており,最近の研究で,大腸癌やポリープ患者に高頻度に高ガストリン血症の合併がみられるとか,外因性のガストリンが大腸由来の新生物の成長を促進するといった報告も散見される.今回の検討の目的は,オメプラゾール惹起性の内因性の高ガストリン血症が皮下移植されたマウス大腸癌(MC-26)の増殖にいかに作用するかを明らかにすることである.
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