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白壁彦夫先生追悼特集 追悼座談会
白壁彦夫先生から得た教訓
Memorial Addresses
中村 恭一
1
Kyoichi Nakamura
1
1東京医科歯科大学医学部病理
pp.1725
発行日 1995年12月25日
Published Date 1995/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403105628
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学会,研究会,医学雑誌などを通じて白壁先生の業績の偉大さを知ってはいたものの,白壁先生と直接にお話しができるようになった実質的な出会いは,癌研究会附属病院内科・熊倉賢二先生のところに丸山雅一先生(現:癌研究会附属病院内科部長)が赴任され,彼が病理研鑽のために癌研病理部へ来られたときからである.それ以来,研究など公私にわたりおつき合いをいただいてきた.その間の思い出は数多く,思い出の走馬燈は回って回って止まるところを知らず,わが心の中にはいまだに白壁先生が厳然として存在しているがゆえに,思い出ということに筆が動かない.「胃と腸」は学術雑誌であるから,その目的とすることから外れたことを書くなとお叱りを受けるであろう.ここでは,白壁先生が大腸癌診断学の確立に情熱を注いだ,その一端でも紹介できればと思う.
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