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書評「消化器超音波内視鏡ハンドブック」
神津 照雄
1
1千葉大学光学医療診療部
pp.1698
発行日 1997年12月25日
Published Date 1997/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403105262
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中澤三郎教授編集の本書を休日を利用して読ませていただいた.本書を開き,初めに感じた印象は実に読みやすいことである.その理由は序でも述べているように各項目が2行から3行の箇条書き式で区切られ,そして連続性のある文章構成となっているからであろう.
さて内容についてみると,超音波とは何かの基礎知識の解説から始まり,電子機器の取り扱い,超音波内視鏡の検査法までの総論がわかりやすく記述されている.特に初めて超音波内視鏡の機器を手にとり検査を行おうとする医師あるいは機器のメンテナンスを行おうとする者にとっては,すぐに役立つ内容である.機器の説明も現在市販されているそれぞれのメーカーの機種の特徴が記述されている.
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