Japanese
English
今月の主題 早期食道癌―X線診断の進歩
序説
早期食道癌―X線診断の進歩
Introduction
西沢 譲
1
Mamoru Nishizawa
1
1東京都がん検診センター
キーワード:
早期食道癌
,
X線診断
Keyword:
早期食道癌
,
X線診断
pp.1285-1287
発行日 1997年9月25日
Published Date 1997/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403105189
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X線や内視鏡のような形態診断学の基礎となるものは解剖学であるが,特にX線診断では目安になるものが必要で,それらが診断の進歩を促す.
例えば,胃について言えば古くは粘膜ひだが診断の目安であったが,胃小区が肉眼で見える最小単位として解剖書にも記載されており,胃小区を表そうとする努力がなされてから半世紀近く経過している.大腸も同様で,無名溝という最小単位の形態名があり,それらがX線像に描出されるようになってから30年を経過している.いずれも二重造影法によるものであるが,それらを描出しうれば正常像とされ,微細診断の目安に用いられてきた.
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