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書評「大腸疾患のX線・内視鏡診断と臨床病理」
福島 恒男
1
1横浜市民病院
pp.608
発行日 2000年3月25日
Published Date 2000/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403104682
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1999年11月,武藤徹一郎・多田正大両先生らは御一門の専門家の共同執筆という形で「大腸疾患のX線・内視鏡診断と臨床病理」を出版された.筆者が本書を一読した感想としては,内科・外科の若い医師で,消化器疾患に興味を持っておられる方にぜひ一読を勧めたいというものであった.また,座右に置いて必要
な折に再読したり,臨床病理学的事項を確認したりする第一線の臨床医にも極めて有意義な書物であることを感じた.この第一線の先生方は若い先生方を教える機会も何かと多いだろうが,これまでご自分で経験された症例のX線・内視鏡像,病理診断までの所見を念頭に置きつつ本書を読めば,指導書としても役に立つものにもなろう.
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