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書評「馬場塾の最新胃X線検査法」
新海 眞行
1,2
1半田内科
2新海内科
pp.1066
発行日 2002年7月25日
Published Date 2002/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403104509
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上部消化管X線検査に励む医師,放射線技師にとって最良の教科書が馬場塾の放射線技師の筆により,馬場保昌先生の解説を加えて,発行された.
撮影X線装置の開発と高濃度造影剤の開発によって,微細な粘膜面がコントラストの良い鮮鋭な画像として得られている.二重造影の利点を十分に生かし,体位変換手技を工夫することによって,その欠点とされていた造影剤の付着不良や小腸流出に伴う読影不能領域の増大などの問題が大幅に減少した.ここに,今なお胃X線検査は健在であることを証明してくれた.馬場先生の情熱と地道な努力,弟子の指導は見事であるが,名人芸とか達人として別扱いしてほしくない.
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