特集 はたらく理学療法士の動機づけ
理学療法士の動機づけ
3.馬場病院での30年を通して
小牧 順道
1
Jundou Komaki
1
1昭泉会馬場病院リハビリテーション・センター
pp.987-992
発行日 2012年11月15日
Published Date 2012/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551102622
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はじめに
筆者は,鹿児島県薩摩半島の日置市吹上町という東シナ海(日本の三大砂丘の一つで,吹上浜という北朝鮮の拉致事件があった近くと言ったほうがわかりやすいかもしれないが……)に面した,農業中心の地域にある一般病院に勤務している.岡山県倉敷市にある川崎リハビリテーション学院を卒業して以来,馬場病院(以下,当院)に就職し30年の節目を迎えた.
理学療法士(以下,PT)としての30年間に,多くの素晴らしい先生方とめぐり逢い,PTとしての楽しさを教わり,また自分自身を成長させてもらった.そして何度か仕事,人生の分岐点(ターニングポイント)に遭遇した.本稿では,若い先生方のモチベーションが高められるきっかけを与えられたらと願いつつ,様々な人との出会いや,当院での実践や講習会,鹿児島での研究会活動(Integrate Physio)などを舞台に展開してきた筆者の経験を振り返りたい.
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