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書評「馬場塾の最新胃X線検査法」
今村 清子
1,2
1横浜市立市民病院がん検診センター
2日本消化器集団検診学会胃X線撮影法(間接・直接)標準化委員会
pp.1614
発行日 2001年12月25日
Published Date 2001/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403103383
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“プロジェクトX-挑戦者達-”というNHKのドキュメント番組が高視聴率を得ていると聞く.不況の世の中になって初めて,さまざまな夢を成し遂げた無名の人々のドラマが人の心を打っているのかもしれない.また,感動の涙の後に,何か一つの目標に向かって力を結集させると,とてつもなく大きな成果が上がることを,人々が改めて認識したからであろうか.このたとえを借用させてもらうならば,今回,書評を依頼された「馬場塾の最新胃X線検査法」は10年間にわたって“最良のX線写真を撮る”ことを一意専心のテーマとして挑戦し続けてきた馬場保昌という熱血漢の医師と,その指導のもとに馬場塾を支えてきた放射線技師達のプロジェクトが織り成す苦闘のドラマとも言える.
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