Japanese
English
今月の主題 大腸疾患の診断に注腸X線検査は必要か
主題
大腸疾患の診断に注腸X線検査は必要か―私はこう考える
Is Radiological Examination Necessary for Diagnosing Colorectal Disease?: My View
新原 亨
1
,
西俣 寛人
1
Toru Niihara
1
1鹿児島共済会南風病院消化器内科
pp.789
発行日 1998年4月25日
Published Date 1998/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403103706
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- サイト内被引用 Cited by
1.はじめに
いま大腸癌の診断において注腸X線検査の必要性が問われている.実際,X線で指摘されていなかった病変を内視鏡で発見することはまれではない.しかし,その多くは5mm以下の腺腫であり,臨床的には致命的ではない場合が多い.そこで,当院において1992年4月から1997年3月までの5年間に外科的に切除された大腸癌324病変(早期癌142病変,進行癌182病変)を対象に,拾い上げ診断能と深達度診断能について,X線と内視鏡の成績を比較検討した.
Copyright © 1998, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.