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書評「コロナビを用いた新大腸内視鏡テクニック」
酒井 義浩
1
1東邦大学大橋病院消化器診断部
pp.933
発行日 2001年6月25日
Published Date 2001/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403103255
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何をおいても,まずは著者多田正大氏の旺盛な執筆活動に敬意を表すべきであろう.狭いわが家の書棚にも,氏の著書や編書が5冊ある.職場にはこれと異なる氏の書がほぼ同数あるから,おそらく膨大な著書が上梓されているに違いない.
本書は最新の1冊(そう願っているが)で,スコープ内に組み込まれた複数の磁性体から発信される電磁波を,近傍に設置したアンテナで磁界を計測し,個々の磁性体の位置と相互関係をTVモニター上にスコープの形状に加工して表示する装置(スコープ形状観測装置,著者はこれを“コロナビ”と呼称)をいち早く臨床に用いて,その使用経験から有用性を具体的に紹介している.
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