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書評「医師とクリニカルパス―臨床各科の実際例」
小林 寛伊
1
1関東病院
pp.148
発行日 2001年2月25日
Published Date 2001/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403103105
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関東病院においては,1997年以来,クリティカルパス(クリニカルパス)の導入を開始し,爾来,関係各位の研鑽により約100種類のクリティカルパスが作られて来ました.2000年11月4日より新病院開院に伴って,電子診療録およびpicture archiving and communication systems(PACS)を全面的に導入しましたが,2001年3月末までには,電子診療録にクリティカルパスを組み込む予定です.
クリティカルパスは,本書の第1章に示されている通り,アメリカ合衆国においてdiagnosis related groups/prospective payment system(DRG/PPS)の導入に伴って,入院期間の短縮および医療費の削減を目的に導入されました.当院におきましても,日本におけるDRG/PPS導入を念頭に置いて検討を開始しましたが,クリティカルパスを実際に使い始めて,当初考えたのとは異なった次のようなうれしい効果がわかって来ました.
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