Japanese
English
今月の主題 胃MALTリンパ腫―Helicobacter pylori除菌後の経過
主題
胃MALTリンパ腫のHelicobacter pylori除菌後の経過と治療方針―私はこう考える
Clinical Course and Practical Guideline after Eradication of Helicobacter pylori: My View
成澤 林太郎
1
,
佐藤 祐一
1
,
小林 正明
1
,
本間 照
1
,
朝倉 均
1
,
山下 浩子
2
,
渡辺 英伸
2
Rintaro Narisawa
1
1新潟大学医学部第3内科
2新潟大学医学部第1病理
キーワード:
胃MALTリンパ腫
,
Helicobacter pylori除菌
,
除菌後の経過
,
治療方針
Keyword:
胃MALTリンパ腫
,
Helicobacter pylori除菌
,
除菌後の経過
,
治療方針
pp.1421-1422
発行日 1999年10月25日
Published Date 1999/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403102849
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- Abstract 文献概要
はじめに
Helicobacter pylori(以下H. pylori)を除菌することにより,胃MALTリンパ腫(以下,胃MALT腫)が肉眼的,組織学的に改善したという1993年のWotherspoonらの報告以来,胃MALT腫に対する治療が大きく様変わりしつつある.しかしながら,除菌不成功例に対する対応,除菌成功例における腫瘍細胞の残存,再発,不変,増悪例の存在,H.pylori陰性例に対する治療方針,更に経過観察の間隔など,いまだにコンセンサスが得られていない点も多い.本稿ではそのような点について私見を述べる.
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