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今月の主題 食道表在癌の深達度診断
座談会
食道表在癌の深達度診断は進歩したか―各モダリティの使い分け
Conversazione―Progress in Diagnosis of Depth of Invasion in Superficial Esophageal Cancer: Selection of Modalities
大森 泰
1
,
井上 晴洋
2
,
村田 洋子
3
,
高木 靖寛
4
,
九嶋 亮治
5
,
門馬 久美子
6
,
小山 恒男
7
Kumiko Momma
6
1川崎市立川崎病院外科
2昭和大学横浜市北部病院消化器センター
3ムラタクリニック
4福岡大学筑紫病院消化器科
5国立がん研究センター中央病院臨床検査部病理
6がん・感染症センター都立駒込病院内視鏡科
7佐久総合病院胃腸科
pp.1542-1553
発行日 2010年8月25日
Published Date 2010/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403102011
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はじめに
門馬(司会) お忙しいところお集まりいただき,ありがとうございます.本日のテーマは,「食道表在癌の深達度診断は進歩したか─各モダリティの使い分け」です.食道表在癌も,発見の方法がX線から内視鏡に変わったことで,その診断もかなり変わってきました.深達度診断を行ううえでは,通常,NBI(narrow band imaging)拡大,EUS(endoscopic ultrasonography),食道造影など,いろいろなモダリティがでてきていますが,すべての症例に対してこれらのすべてのモダリティを行っているかは,かなり差異があると思います.各々の症例に対し,どのようなモダリティを使って深達度診断を行うことが望ましいのか.深達度診断が異なった場合,いずれの結果を最も信頼するのか,その根拠は何か.症例の特徴を踏まえ,どのような症例にはどのモダリティが1番向いているかを明らかにしたいと思います.
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