画像診断レクチャー
消化管切除標本の取り扱いとマクロ写真撮影について―基本的な作法を中心に
二村 聡
1
1福岡大学医学部病理学講座
pp.151-162
発行日 2010年1月25日
Published Date 2010/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403101843
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はじめに
消化管切除標本の取り扱いには,臓器展開,マクロ観察,伸展固定,マクロ写真撮影そして切り出しなどの各工程が含まれる.これら一連の工程の基本形を理解し,体得することは,外科病理診断に携わる者にとって必須の要件である.
本稿では臓器展開,伸展固定およびマクロ写真撮影を中心に,病理医の立場から消化管切除標本を取り扱ううえで欠くべからざる基本的な作法をいくつか紹介し,任を果たしたい.
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