Japanese
English
今月の主題 食道胃接合部腺癌の診断
序説
食道胃接合部腺癌診断の最先端
Introduction
幕内 博康
1
Hiroyasu Makuuchi
1
1東海大学医学部消化器外科
キーワード:
食道胃接合部腺癌
,
Barrett腺癌
,
胃上部癌
,
NBI
,
拡大内視鏡
Keyword:
食道胃接合部腺癌
,
Barrett腺癌
,
胃上部癌
,
NBI
,
拡大内視鏡
pp.1063-1064
発行日 2009年6月25日
Published Date 2009/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403101695
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胃上部癌の発生頻度が低いことはよく知られているが,最近,極めて範囲の狭い食道胃接合部に発生する癌に注目が集まってきている.その理由として,GERD(gastroesophageal reflux disease)やBarrett食道,Barrett腺癌についての情報が次々ともたらされていること,すなわち逆流性食道炎のロサンゼルス会議,Rome IIに引き続くRome IIIのfunctional heart burn1),Montreal definission and classification of GERD2),NERD(non erosive reflux disease),Barrett食道癌の発生機序,Praque D & M criteria3),Barrett腺癌のサーベイランス,などがそれに当たる.また,高機能内視鏡やNBI(narrow band imaging),拡大内視鏡などの普及により,食道胃接合部の早期癌が数多く発見されてきたことにもよる.しかし,まだ不明の点も多く,今回,食道胃接合部腺癌の診断が特集として企画されたことは,正に時を得たものと考える.
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