Japanese
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特集 消化管の拡大内視鏡観察2007
序説
消化管拡大内視鏡の進歩
Introduction
工藤 進英
1
Shin-ei Kudo
1
1昭和大学横浜市北部病院消化器センター
キーワード:
pit pattern診断
,
V型pit pattern
,
narrow band imaging
,
endocytoscopy system
Keyword:
pit pattern診断
,
V型pit pattern
,
narrow band imaging
,
endocytoscopy system
pp.524-528
発行日 2007年4月26日
Published Date 2007/4/26
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403101041
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拡大内視鏡と拡大観察の時代の夜明け
わが国での消化器拡大内視鏡の開発は1960年代後半の町田製作所やオリンパス社の機器に端を発する1).大腸拡大内視鏡は1975年に多田ら2)によるCF-HB-Mや1977年には小林ら3)のFCS-MLが報告され,1980年代に入るとCF-UHMが開発された.しかしその時代にはIIcを中心とした表面型早期癌の診断学が確立されておらず,これらの拡大内視鏡は通常の検査には不向きであったため,電子スコープの時代になるまで拡大内視鏡の開発はいったん中止状態となった.
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