学会印象記
第3回日本消化管学会総会
角岡 真帆
1
1静岡県立静岡がんセンター内視鏡科
pp.242
発行日 2007年2月25日
Published Date 2007/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403100959
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2007年2月1日,2日の2日間にわたり杉原健一会長(東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科教授)のもと,東京プリンスホテルパークタワーにて第3回日本消化管学会総会が開催された.このホテルは2005年に開業したばかりの新しいホテルで,東京駅から車で10分と交通の便がよく,設備が整った近代的な外観のホテルである.学会本部と6つの会場が1つのフロアーに隣接してコンパクトにまとめられ,会場間の移動は非常にスムーズであった.演題数は第1回・第2回学術総会から徐々に増加し,今回の学術集会では主題演題193題,一般演題288題,スポンサードセミナー17題と前回をさらに上回った.参加者は内科系,外科系のみならず小児科,病理学・薬学などの基礎系,臨床検査部などのコメディカル,と多分野にわたっていたようである.これは "消化管病学の包括的学会" という理念を掲げて幅広い学域からの参加を呼びかけている本学会の大きな特徴と思われる.教育講演会や特別企画などのテーマにも,このことを意識して複数の学域にまたがるような内容が盛り込まれていると感じられた.
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