消化管造影・内視鏡観察のコツ
〔消化管造影のコツ〕上部消化管のルーチン検査
芳野 純治
1
1藤田保健衛生大学第二病院内科
pp.1189-1192
発行日 2003年7月25日
Published Date 2003/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403100794
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はじめに
上部消化管X線検査におけるルーチン検査は単に異常を指摘するだけではなく,質的診断までも可能な検査であることが望ましい.しかし,主とした目的がスクリーニングとして行われるルーチン検査ではフィルム枚数や検査時間などの制約があるため,病変の全貌をとらえることができない場合もあるが,少なくとも病変を見逃さないことが求められる.上部消化管X線検査は二重造影法,圧迫法,充盈法,前壁薄層法あるいは前壁レリーフ法が用いられるが,これらの利点・欠点を熟知した上で行う必要がある.
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