消化管造影・内視鏡観察のコツ
〔消化管造影のコツ〕上部消化管造影の部位別造影法―噴門部(直下小彎側)
馬場 保昌
1
,
吉田 諭史
1
,
中島 寛隆
1
,
長浜 隆司
1
,
山本 栄篤
1
,
丸山 雅一
1
1早期胃癌検診協会
pp.1193-1204
発行日 2006年7月25日
Published Date 2006/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403100630
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はじめに
噴門部のX線検査は胃上部の撮影に下部食道の撮影を組み合わせた検査である.胃入口部に対する検査も基本的には同じであるが,他の領域と違い解剖学的ならびに生理学的に特殊な部位で,特に生理学的に複雑な動きが観察され,X線検査でも空気量や撮影体位によっていろいろな像を呈することで知られている.ここでは,噴門部(直下小彎側)のX線造影について,われわれの手技を紹介する.
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