Japanese
English
今月の症例
十二指腸原発follicular lymphomaの1例
Primary Follicular Lymphoma of the Duodenum, Report of a Case
勝木 伸一
1,6
,
前田 征洋
1
,
長町 康弘
1
,
藤田 美悧
2
,
長島 和郎
3
,
野尻 秀一
4
,
梅田 いく弥
5
,
庵原 秀之
5
,
高山 哲治
5
,
新津 洋司郎
5
Shinichi Katsuki
1,6
1新日鐵室蘭総合病院消化器科
2新日鐵室蘭総合病院病理部
3北海道大学医学部分子細胞病理
4野尻内科・消化器科クリニック
5札幌医科大学第4内科
6現:時計台病院消化器センター
pp.854-856
発行日 2004年5月25日
Published Date 2004/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403100469
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〔患 者〕 45歳,男性.2003年3月,検診で胃潰瘍を指摘され,精査希望で当院消化器科を受診した.自覚症状はなく,現症ならびに入院時検査成績では異常を認めなかった.
〔低緊張性十二指腸造影所見〕 十二指腸下行脚Vater乳頭部周囲に,腫大した皺襞を認めた.その皺襞に囲まれた内部の表面性状は,Vater乳頭も含めて,微細なバリウムの付着異常を伴っていた.そして,さらにその周囲に比較的大きさのそろった顆粒状の小隆起を多数認めた(Fig. 1).また,Vater乳頭部対側やや下方にも同様の皺襞の腫大と顆粒状の小隆起を多数認めた(Fig. 2).
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