特集 消化管内視鏡治療2006
コラム
経皮経食道胃管挿入術(PTEG)―PEGの関連手技として
藤城 貴教
1
,
後藤 拓磨
1
,
鈴木 恒仁
1
,
吉田 暁正
1
1旭川赤十字病院消化器科
pp.700-701
発行日 2006年4月24日
Published Date 2006/4/24
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403100353
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は じ め に
経皮経食道胃管挿入術(percutaneous transesophageal gastrostomy ; PTEG)は超音波ガイド下,X線透視下に局所麻酔で行う食道瘻造設術で,経皮内視鏡的胃瘻造設術(percutaneous endoscopic gastrostomy ; PEG)が手技的に困難な患者,また消化器癌による腸管閉塞および癌性腹膜炎による麻痺性腸閉塞の腸管減圧に用いられる方法である.
本法は1994年大石らにより局所麻酔下に施行可能な頸部食道瘻造設術として考案され1),1997年には穿刺用非破裂型バルーンカテーテル(rupture free balloon ; RFB)の開発により手技がより安全で簡便なものとなった2).そのため現在急速にその造設数が増加している.
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