特集 消化管内視鏡治療2006
コラム
早期大腸癌内視鏡治療における―スネアの使い分け
鶴田 修
1
,
河野 弘志
1
,
唐原 健
1
,
吉森 建一
1
,
佐田 通夫
1
1久留米大学医学部内科学講座消化器内科部門
pp.550-551
発行日 2006年4月24日
Published Date 2006/4/24
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403100323
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- 文献概要
早期大腸癌に対する内視鏡治療にはポリペクトミー,内視鏡的粘膜切除術(endoscopic mucosal resection ; EMR),内視鏡的分割粘膜切除術(endoscopic piecemeal mucosal resection ; EPMR),粘膜下層切開・剝離法(endoscopic submucosal dissection ; ESD)など種々の方法があり,これらの方法で病変を十分に切除するには高周波スネアの特性を理解し,使い分ける必要がある.
高周波スネアの種類と特性
1. スネアの形状と大きさ
スネアの形状には半月型,六角型,楕円型などが,スネアのループ径は9~33mm(9,11,13,15,20,22,25,27,28,30,33mm)が販売されている.また,スネアループが360°自由に回転し,病変を捕獲しやすくするローテータブルスネア(ボストン・サイエンティフィック社製,ループ径13,20mm)も販売されている.
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