Japanese
English
今月の主題 胃癌の時代的変遷と将来展望
座談会
これからの胃癌の診断と治療
Conversazione―Improved Expectations in Diagnosis and Treatment of Gastric Cancer
渡辺 英伸
1
,
牛尾 恭輔
2
,
吉田 茂昭
3
,
熊井 浩一郎
4
,
愛甲 孝
5
,
山口 俊晴
6
,
前原 喜彦
7
,
北島 政樹
8
,
西元寺 克禮
9
Masaki Kitajima
8
1新潟大学
2九州がんセンター
3国立がんセンター東病院
4慶應義塾大学病院内視鏡センター
5鹿児島大学第1外科
6癌研究会附属病院外科
7九州大学大学院医学研究院消化器総合外科
8慶應義塾大学医学部外科
9北里大学東病院消化器内科
pp.119-138
発行日 2005年1月25日
Published Date 2005/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403100013
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北島(司会) 先生方,お忙しいところをお集まりいただきましてありがとうございます.今日は私と北里大学の西元寺教授と2人でこの座談会の司会をさせていただきます.2005年の5月に私と西元寺先生が第6回国際胃癌学会,同時に第77回の日本胃癌学会総会を横浜で会長として開催するということで,司会を仰せつかったものと思っております.本日,時代的変遷をふまえた胃癌の診断と治療の現況と将来像,これについてお話しいただくわけですが,胃癌という日本における最もポピュラー,と言っては何ですが,頻度的にも多くそして診断・治療で外国に対して最も日本が優れている分野であるこのテーマで本日は座談会を進めさせていただくことになっております.温故知新と言いますか,古いものを知って,新しいものを求めていく,これが非常に重要なことではないかと思います.まずはじめに,渡辺先生に胃癌の時代的変遷をお話しいただきます.渡辺先生は病理学者でありますが,診断面,それから治療面,こういうものを総括して胃癌をとらえてこられたということで,まず時代的変遷をふまえた胃癌の診断と治療について言及していただきまして,それをベースに座談会を進めていきたいと思います.診断,疫学,病理に関しては西元寺先生に司会をしていただき,その次に治療あるいは個別化,これは私あるいは皆さんと一緒に議論していく.最後に西元寺先生にまとめていただく.このような時間的なプロセスで進めさせていただきたいと思います.どうぞよろしくお願いいたします.それでは渡辺先生,お願いいたします.
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