今月の主題 免疫学の理解とその臨床
免疫疾患のメカニズム
抗リン脂質抗体症候群
鏑木 淳一
1
1東京電力病院内科
pp.524-525
発行日 1995年3月10日
Published Date 1995/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402910200
- 有料閲覧
- 文献概要
ポイント
●抗リン脂質抗体症候群の臨床特徴として,動静脈血栓症,習慣流産(子宮内胎児死亡),血小板減少症が重要である.
●抗リン脂質抗体症候群の血清学的特徴として,IgG抗カルジオリピン抗体,ループスアンチコアグラントが認められる.
●近年,IgGリン脂質依存性抗β2-GPI抗体が,病態に関連することが注目されている.
Copyright © 1995, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.