今月の主題 免疫学の理解とその臨床
免疫疾患へのアプローチ
リンパ球機能のアセスメント
小谷 宏行
1
,
岡 諭
1
,
三木 知博
1
1大阪逓信病院第1内科
pp.491-493
発行日 1995年3月10日
Published Date 1995/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402910191
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ポイント
●リンパ球サブセットは,自己免疫疾患の活動性の指標として有用であるが,サブセットが表現する抗原分子の機能もまた重要である.
●AMLR(自己リンパ球混合培養反応)は,生体の免疫防御機構を反映する検査といわれており,ほとんどの自己免疫疾患では低下している.
●細胞間接着分子は,癌や感染症,免疫疾患の病態の形成に重要な役割を演じており,T細胞機能の発現に必須の因子である.可溶性因子の半定量解析も現在行われている.
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