今月の主題 内科evidenceは果たしてあるのか
evidenceに基づいた内科の問題解決
腎臓
保存期腎不全患者の降圧療法
阿部 圭志
1
1仙台社会保険病院
pp.2164-2167
発行日 1998年12月10日
Published Date 1998/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402909443
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ポイント
●血清クレアチニン濃度2.5mg/dl以下の糖尿病性腎症には,ACE阻害薬の腎保護作用が認められている.腎機能障害が軽いほど安心して使用でき,欧米では微量アルブミン尿(30〜300mg/クレアチニン)時からのACE阻害薬の投与が進められている.
●非糖尿病性腎疾患でもACE阻害薬は腎保護作用がある.腎機能障害の軽度のもの(Ccr50ml/min以上)ほど使用しやすい.
●持続性Ca拮抗薬との併用もすすめられる.
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